当院は月曜午前・火曜終日、皮膚科の保険診療をおこなっています。
ニキビやアトピー性皮膚炎、湿疹や赤み、酒さなどの肌トラブルを内服薬や塗り薬で抑えつつ、自費診療を併用することでキレイに治すこと、肌トラブルを起こさない肌に整えていくことができます。
今回はニキビ治療の患者様をご紹介します。
患者様は中学際頃からニキビができ始め、一旦おさまりましたが20歳を過ぎたころからまた徐々にニキビができ始め、他院でも治療をしていました。当院では初診時、炎症性のニキビがフェイスライン下から頬下まであり赤みも強かったため、保健診療で、<抗生剤><漢方内服><外用薬・ベピオローション>を処方しました。

また医師の診察後に、ニキビを治す治療(保健)とニキビによる赤みや色素沈着を一緒に治し、ニキビをできにくくする治療として<レーザーフェイシャル>のご案内をさせていただきました。
1か月後の検診日では内服と外用薬をしっかり使っていただけており、ニキビは少し改善していました。医師の診察では、漢方内服をベピオローションは継続になり、患者様からレーザー治療の希望があったため、治療を開始していきました。

ここから約1か月おおきに3回レーザーフェイシャルをおこない、漢方内服とベピオローションを継続した現在のお写真です。

ニキビそのものが減り、ニキビによる赤みや色素沈着が改善してきているのが分かります!
診断機ではニキビ部分の赤みが改善されています。

ニキビは治っても赤みや色素沈着が残りやすくメイクでカバーする方が多いと思いますが、カバーすることでニキビが再発したり悪化することもあるため、悩まれている方が多いです。
レーザーフェイシャルは、メラニンを選択的に吸収するためシミや色素沈着に有効ですが、ニキビの赤みにも効果が高く当院ではニキビ治療として大活躍です。この症例の患者様も、ニキビ部分はもちろん、肌全体のトーンが上がり、均一になり美しくなっています!
また、レーザーフェイシャルは、産毛の脱毛効果があります。(脱毛機として使われるレーザーと全く同じです!)産毛が無くなることで毛穴が引き締まり、ニキビの予防にもなります。
またレーザーの熱が皮脂腺を焼いてくれるため、皮脂分泌が軽減されニキビそのものができにくくなります。
レーザーだけの治療ではだいたい3~4回目くらいで効果を感じる方が多いですが、内服と外用薬を併用しているため、効果の出方が早くよりキレイにニキビが改善していると考えられます。
今後は、予防的に外用と漢方の内服を継続し、レーザーも月に一度の頻度を2~3か月おきに間隔を伸ばしてお肌の維持をしていただく予定です!
この患者様はきちんと内服・外用を継続しながら、今も毎月ご来院されています。日々の継続という努力がこの改善結果に表れていると思います!
ニキビ治療は、薬を毎日しっかり塗ること、飲み薬も飲み続けることが大事です。ここがベースになります。当院では、色々な治療方法を保健診療だけでなく自費診療も含めてお話させていただいていますが、1番にお伝えすることは“セルフケアの重要性”についてです。
毎日継続すること・自分の判断でやめないこと・日々の生活を見直してみることをベースで行ったうえで、クリニックでの治療を足していただきたいと思っています。
ニキビでお悩みの方、何年も改善しない方、ニキビ跡が残って悩んでいる方、ぜひご相談にお越しください!
お写真を提供いただいた患者様、ありがとうございました!
【治療内容/保険診療】抗生物質・漢方内服、ベピオローション外用薬
【治療内容/自費診療】レーザーフェイシャル+エレクトロポレーション
【治療のリスク・副作用】ベピオローション使用時、接触性皮膚炎、乾燥、かゆみ、※接触性皮膚炎を生じた場合は使用をストップします。
レーザーフェイシャル後、赤み・熱感・一時的なニキビの悪化・肌の乾燥。
【治療の頻度】月に1度、3~5回の連続治療が推奨
【費用/保険診療】内服薬・外用薬で月々約2000円程度
【費用/自費診療】レーザーフェイシャル+エレクトロポレーション 5回セット 132,000円(税込)