カウンセリングの時に、マスクを取ってもらいお顔の診察をするのですが、「笑ってみてください」と言ってにこっとしてもらっても口角の上りが不十分な方が多くいます。
マスク生活の前は私も人の口角や笑った時の顔をそんなに気にしていなかったのですが、最近は『あれ?この方口がへの字になっているな・・』『笑いにくそうだな・・』と感じることが増えました。
患者様が気にしていなくても、私が診察する中で気づいたこととしてお伝えすると、『確かに笑いにくい感じがする・・』『口角の下がり気になってました!』と言ってくれる方もいます。
顔の表情筋は上に引っ張る筋肉と下向きに引っ張る筋肉のバランスが大事なのですが、加齢に伴い上に引っ張る筋肉は低下し、下向きに引っ張る筋肉が強くなってしまいます。
マスク生活で常にみられる状況ではなくなった口元の筋肉は、楽な方に、下向きに引っ張られ口角がへの字になったり、にこっと笑えなくなってしまいます。
人に会った時の印象として目もとも大事ですが口もとの印象もとても大事だと思っています。口角がへの字だとなんとなく不機嫌そうな・・怖そうな印象を与えるので改善しておきたいですよね。
この場合の治療はボトックス注射です!
口角ボトックスは聞きなれない方も多いかもしれませんが、口角下制筋という口を下向きに引っ張る筋肉を止めるので自然に上向きの口もとがつくれます。
かといってギュイーンとアヒル口のようにはなるわけではないので、効果が分からない・・という方もたまにいますが、私は口角ボトックスを打つととても笑いやすくなるので気に入って毎回注射しています。
あくまでも自然に、への字の口が進行しないように予防するという意識で続けていただくと、ずっと素敵な笑顔、いい印象の口もとが維持できると思います。
ぜひお家の大きい鏡でご自身の口もとを観察してみてください!
気になられた方はぜひご連絡ください!