先日、東京でヒアルロン酸・ボトックスのメーカーであるアラガン社主催のセミナーがあり勉強しに行ってきました。
今回は、韓国の有名なクリニックの先生もお二人来日されていて、韓国の美容トレンドや国民性による美容医療の違い、今後の日本の美容医療についてのお話を聞きました。
日本からも韓国に美容治療や手術を受けに行く方がとても多いですよね。
韓国は“最先端の美容治療を受けることができる！”“がっつりやってくれる！”“日本に比べると安い！”というイメージでしょうか。
今回、韓国の先生のお話を聞いて、韓国と日本の違いがとても分かりやすく新しい発見ができました。
日本の【ナチュラル】は、患者様が気になる箇所(ほうれい線やマリオネットライン、たるみ)などポイントを美容医療で改善し、気になる箇所が目立ちにくくなること。
そして“ばれないこと”が大事です。
気になるところが良くなっても、人から“何かやったよね”と言われることを好まない方がほとんどです。急激な変化よりゆっくり変化するケアの需要が高いです。
逆に韓国の【ナチュラル】は“完璧なバランス・完璧な仕上がり”だそうです。
日本のように１か所2か所ではなく、患者様の現時点でのマイナス(短所)をすべてプラスにするのが韓国美容医療なのです！
効果の実感がすぐにわかり、変化が分かりやすい施術が人気で、さらには他人に美容治療を受けたことが分かる(やったということがわかる)ことも大事なポイントだそうです。
【ナチュラル】のイメージがここまで違うことにかなり驚きでした！
しかし、この日本の【ナチュラル】のイメージを韓国に近づけていく必要はありません。
老化は確実に誰でも起こる現象で、どうしても造形は崩れてしまいます。
加齢によっておこるマイナス部分を韓国のように劇的変化！やりました！！ではなく、目立ちにくく【ナチュラル】に美しく整えていくというのが日本の美容医療だと思います！
加齢によっておこるマイナスポイントとは、
・筋肉の過緊張(眉間や口もとの深いしわ)→怒った、不機嫌な印象。
・骨の萎縮(ゴツゴツした輪郭やほほやこめかみのコケ)→疲れた印象。
・脂肪の下垂(ブルドッグのようなたるみ。目もとのたるみ)→悲しい印象。
このような感じです。このマイナスポイントを少しでもプラスに近づけるようにし、見た目の印象だけでなく気持ちもプラスにしていければと思います。
老化は誰にも起こりますが楽しく、元気にはつらつと過ごせるために美容医療が寄り添えるといいなと改めて感じることができたセミナーでした！
