マスク生活の影響で、お顔の中でも特に目周りに視線がいくようになり、小じわやクマを気にする方が増えました。
特に目の下の【眼窩脂肪の突出】に関するお悩みが増えています。
“クマ”の相談でご来院して診察すると、“クマのように見える脂肪によるふくらみ”であることがほとんどです。
これはまぶたの脂肪が加齢や眼瞼下垂の症状の1つで引き込まれてしまい、目の上はくぼみ、引き込まれた脂肪が目の下に出てくるという現象が起きています。目の下の脂肪は眼窩角膜と靭帯でせき止められていますが、年齢とともに靭帯や角膜が緩んでくると脂肪を抑えきれなくなり、ぷくっと脹らんできます。
この出てきた脂肪は根本的に改善する方法は手術になります。手術方法は【下眼瞼脱脂】です。しかし手術が怖いな、手術以外の方法で改善できないかな?と考える方も多いと思います。そこで、根本的解決方法は手術ということをご理解いただいたうえで、対処療法を選択していただくことも可能です。
脹らみの下にヒアルロン酸を使って溝を埋めるように注入していきます。
本来ヒアルロン酸は目周りに入れると“チンダル現象”を起こしやすいですが、この場合に使用するヒアルロン酸はチンダル現象(ヒアルロン酸が水分を吸ってふくらみ、肌が青白く見える現象)が起きない【ベロテロソフト】を使用します。
こちらがベロテロソフトをカニューレ針を使い左右0.5cc注入した直後の写真です。
眼窩脂肪はそこまで出ていないですが、年々膨らんでいる気がしてずっと気にしていました。
注入後、溝が埋まり、疲れて見える線や影が改善され、目元にハリが戻ったように見えます。左は完全に線が消えていませんが注入は欲張ってはいけないので、少し様子を見ます。
ベロテロの効果持続は1年ほどといわれているので、線が気になってきたらまた注入しようと思います。そして手術も前向きに考えたいと思います。
目周りが注目される今、少しでもお悩みが改善されるといいなと思っています。気になる方はぜひご相談ください!ご来院お待ちしております。
【施術名】
ヒアルロン酸注入による目の下のくぼみ改善
【施術の説明】
ヒアルロン酸(ベロテロソフト)を使用し、目の下のくぼみを改善します。
先の丸いカニューレ針を使用します。
【施術の副作用・リスク】
内出血・針を挿入するときの痛み・血管塞栓による血流障害
【治療頻度】
ベロテロの持続は1年。しかし目元への1回の注入量は少ないため、数カ月に1度注入が必要になることがあります。
【施術の料金】
1本 1㏄ 88,000円(3回目より、注入技術料5,500円が必要)
※金額は全て税込価格です