今日は切らないリフトアップ第二弾!です。

皆さん、糸によってお顔を引き上げる治療はご存じでしょうか?
以前ブログでご紹介したのは“超音波による熱で筋膜を引き締める”治療でしたが、今回は“溶ける糸”でお顔のリフトアップ・たるみの改善をしていく方法をお伝えします。

リフトアップにはヒアルロン酸による注入・ボトックスリフト・筋膜リフトなど様々あり、どの治療もメリット、デメリットがあります。

患者様の悩んでいる箇所によってもどの治療が適しているかは変わってきます。
フェイスラインのたるみ、ほうれい線、頬の高さが落ちてしまったことによる老け顔・・・糸は“たれ下がってしまった脂肪の位置を元の位置に戻す”というイメージを持っていただくとわかりやすいかなと思います!

現在、当院で使用している糸は2種類あります。
今日はそのうちの初めて糸を入れるという方にもおススメな“ボブリフト”という糸についてお話しますね。

“ボブリフト”というのは、ポリカプロラクトン(PCL)という素材で作られた新しいフェイスリフト用の糸です。
ボブリフトの特徴は、1:安全 2:引き上げの持続期間が長い 3:糸の固定強度が強い
ということです。

1:安全に関しては、PCLは体内で分解されて、すべて吸収されることが証明されています。
体内にずっと残り続けるほうが効果が高いと考えがちですが、体内にずっと残っていると、将来的に異物反応を起こしてしまったり、新たに糸を入れたくなった時に残っている糸が邪魔してしまったりする可能性があります。

さらに、PCLの特徴として、糸が解ける過程で皮膚の中で新たにコラーゲンを作り出します。
このブログ内でも何度もコラーゲンの重要性をお伝えしていますが、コラーゲンが作り出されることによって、お肌のハリ・ツヤ、弾力も増してきますのでお肌そのものの調子もよくなってきます。

2つ目の引き上げの持続期間が長いに関しては、ボブリフトの効果は2年以上と言われています。他の素材で作られた糸は6か月~1年半という効果ですが、PCLはすべての素材の中で分解速度が一番遅いものの一つと言われており、長く効果を感じていただけます!
3つ目の糸の固定強度が強いというのは、ボブリフトは『プレス成型技術』という特別な技術(特許です!)で糸とコグが一体化されており、糸の太さも均一なので引き上げる力が強く、安定しています。

さらに、コグの先端は丸みがあるため、今までの糸に多かった鋭いコグより挿入時の痛みが軽減されます。

さらにさらに、PCL素材は柔らかい・しなやかというのが特徴なので肌なじみがよく、糸挿入直後の患者さんのお顔を見てもぼこぼこ感が少なく、とても自然にかつしっかり!引きあがっている印象です。

糸リフトを経験された方は、その引き上げ力と持続・数か月後のお肌のハリを実感されてリピート率がとても高い治療です!
糸挿入直後は麻酔の影響や、糸の影響で少し喋りにくかったり、笑いにくいかたもいますが、1時間ほどで解消されます。
お顔の腫れは麻酔の影響もありますが少しむくんでいるかな?という感じです。

手術当日から洗顔、入浴ができますし、翌日からお化粧ができますので安心ご安心ください。

ご連絡お待ちしております。