【肝斑】治療は完治が難しく、ゴール設定がとても難しいシミです。お顔には肝斑だけでなく老人性色素斑(一般的なシミ)やそばかす、色素沈着、ADMが混在している状態です。
一般的なシミは20代後半くらいから少しずつ表面に出てきます。
『このシミいつか取りたいな~』となんとなく思っていたのが30代半ばくらいになってくると、『やばい、取らなきゃ!』に代わっていきます。
肝斑はそんな『やばい、取らなきゃ!』と感じ始める30代半ばくらいから出現してきます。女性ホルモンのバランスの崩れ、日常生活や仕事でのストレス・洗顔やお化粧などの肌への直接の刺激で肝斑は濃くなります。そして肝斑が根底にあると積極的なシミ治療が難しくなります。
このように肝斑もシミも混在している場合にはまず肝斑治療からスタートしていきます。
今まではトーニングというレーザーを使用していましたが当院ではレーザー治療をする前に【TA(トラネキサム酸)トーニングピール】をおススメする場合があります。
【TAトーニングピール】は肌の新陳代謝を活性化させるピーリング+美白成分のトラネキサム酸・グルタチオン・システインを浸透させメラニンの産生を抑えるとともに色素を排出していきます。薬剤でアプローチするためレーザーより刺激が少なく、少しずつ肝斑や肌全体のくすみを改善していきます。
このTAトーニングピールを5回行い肌の状態を診察してから次のステップに移行します。
肝斑の治療は、“今より悪化させない”“肌と肝斑の色のコントラスト差を少しずつ縮めて目立ちにくくする”を目標にやっていきます。
治療が果てしない‥と思われるかもしれませんが“少しずつの改善”が3年後5年後10年後の美肌につながります。一緒に頑張っていきたいと思います!気になる方はお問い合わせください。
ご来院お待ちしております。